最近、注目を集めている起業形態に社会的起業と呼ばれているものがあります。
これは普通の起業とどこが違うのかと言うと、社会問題を解決するために行うビジネスだということです。
これを行う人を社会起業家と呼びますが、社会問題の解決に貢献するビジネスということで、注目が集まっているのです。
いわゆるボランティアとは違い、無償で行うのではなく、あくまでもビジネスとして利益を目指しているのが特徴と言えます。
ビジネスをして利益を上げると同時に、社会問題を解決できるのであれば、こんなに良いことはありません。
ビジネスとして当然のミッションである利益追求を行うと同時に、その社会的起業が独自に掲げる社会問題の解決と言うミッションもあり、それらを共に果たすことを目指します。
こうした社会的起業は社会問題の解決と言うミッションに対して、一般の賛同を得やすいので、それがビジネスのけん引力になることもあります。
ただ、逆に言えば、その社会問題の解決というミッションが足枷になり、利益を上げられなくなり、ビジネスとして終了してしまう可能性もあります。
ですが、一般にこうした社会的起業家やその元で働く従業員の意識は高く、その情熱が困難を乗り切ることを可能にするという面もあります。
いずれにしても、解決したい社会問題があり、それを可能にするビジネスモデルがあるのであれば、社会的起業をするという選択も良いと思います。
社会問題の解決に邁進しているという誇りを持つことも出来るでしょうし、多くの支援者を得る可能性もあります。
そういう面では金銭面以外のやりがいを感じ取ることが出来るビジネスです。