起業の準備のひとつとして事業計画書の作成や、融資、助成金、補助金の申請などの必要書類の作成があります。
こうした書類は実現性のある魅力的な内容を整える必要があり、時間をかけてしっかりとプランを練りたいところですが、実のところそうも言っていられないのが起業家の現実です。
とくに助成金・補助金などの国や自治体への申請は、応募期間が限定されており、募集の告知から申請締め切りまでが1か月程度ということがほとんどで、この短い期間にすべての書類を整え申請までこぎつけなければなりません。
プランを作って細かな項目や数字を埋めているだけであっという間に時間が経ってしまいます。
ですが申請は期限厳守ですから時間との戦いになってきます。
申請にあたって金融機関などの認定を受ける必要がある場合は、担当者との面談も行わなければなりません。
さらにはそのための段取りもつけなければならず、やることは膨大に出てきます。
しかも、それを本来の事業と並行して行う必要があるため、いくら時間があっても足りない、という状況に陥りがちです。
もっと簡易な手続きで申請が出来ればよいのですが、現状はこうしたたくさんの手続きを乗り越えなければ申請にこぎつけることが出来ません。
こうした負担を少しでも減らすには、ツールの活用も考えてみましょう。
ソウギョウノートとは?
「ソウギョウノート」はインターネット上で提供されているツールで、質問に回答するだけで事業計画書と融資申込書が生成できるツールです。
100業態に対応しており、店舗開業までの45工程の段取りをチェックできるようになっています。
また、事業計画書と融資申込書が自動で生成できる機能もついており、このツールは日本政策金融公庫の協力のもとに作られているため信頼性も高く、日本政策金融公庫の融資申請にそのまま提出できるようになっています。
誰しも最初はどのような書式で書けばいいのかさえもわからないものですから、こうしたテンプレート化されたツールに触れてみるとよいでしょう。
開業を人生の中で何度も経験する人はそうはいません。
初めてで右も左もわからない人がほとんどだと思います。
やらなければならない事のタスク管理と、いつまでにしなければならないのかのスケジュール管理が起業準備には欠かせませんので、こうしたツールを積極的に活用するのも一つの手です。
ツールは他にも色々
他にも会社設立の書類が自分で作成できる「会社キット」、事業計画書の作成を手助けしてくれる「事業計画作成サポートツール」、業務委託契約書や秘密保持契約書などの契約書類の作成ツール「契約書生成ツール」、登記申請にまつわる法的書類が作成できる「法的書類生成ツール」などが提供されています。
いずれも簡単な登録をすれば無料で使用ができます。
契約書類や申請書類は専門家に依頼すると数十万の出費になることもありますから、こうした経費も節約できます。
小資本起業家はぜひ使いこなしたいところです。