起業と言うのは自分でビジネスを立ち上げることです。
つまり、簡単に言うと自分でお金を稼いでいくということになります。
マネジメントと言う広範囲な部門を結合させて取り組む総合力が必要になってきます。
それに対して、投資と言うのは、お金だけ出して、お金に稼いでもらうということになります。
自らお金を稼ぎだすわけではないのがビジネスとの違いです。
ここで必要なのは、どこに投資をするのかという見極めと選択です。
投資と言うのは、投資した資金に対して、いくら見返りがあったか、そのリターンの額が数字としてハッキリと成果に現れます。
ですから、稼ぐという点についてより純粋に成果が見えます。
起業家に必要なのは、この資金を出すという投資とそれに対するリターンです。
つまり、投資と同じ感覚が求められます。
起業家の場合、財務、融資、採用、営業、集客…等々、諸々の業務をしなければいけないことから、ついつい最も大切な投資とリターンと言う視点がぼやけてしまいがちです。
ですが、ビジネスにおいて最も重要なのはこの投資とリターンという感覚なのです。
それを実践的に磨くためにも投資をすることは悪いことではありません。
実際、多くの起業家や事業家が個人的に投資を手掛けていますが、実はこうした投資は単にお金儲けと言うだけにとどまらずに、ビジネス力を上げることに貢献しているのです。
ですから、起業する前からこうした投資も少しはやっておくと良いと思います。