画期的なサービスや商品のアイデアで起業したいと考えたとき、大切なのが市場調査です。
どの程度の消費者ニーズや市場規模があるのか、ライバルはどうなのか、調査をする必要があります。
ここでは小資本の起業家ができるだけお金をかけずに市場調査を行う方法をご紹介します。
インターネットを活用する
1.ソーシャルワーキング
まず、インターネットの活用があげられます。
アンケート調査を自分で行うには、ランサーズやクラウドワークスなどのソーシャルワーキングを使用してみましょう。
このサイトは在宅ワーカーが登録しており自分で作ったアンケート項目に有料で回答を付けてもらうことが可能です。
設問の数にもよりますが、1件30円程度からでもアンケートをとることが可能です。
登録者数が多いため、回答が得られないということは考えにくいですが、回答数を集めるためにはそれなりの報酬金額を設定するなど工夫が必要です。
2.無料のSNSサービス
完全に無料でアンケートの回答を集めるにはArrowというSNSサービスを利用してみましょう。
こちらはメッセージを送ると複数の人から回答が返ってきます。
ブログやTwitter、Facebookのように読者やフォロワーを集めることなく、すぐにでも多くの人から回答を集めることが可能です。
3.マクロミル
すでにリサーチしたデータを参考にする場合におすすめなのが、マクロミルです。
たとえば防災意識に関する調査やバレンタインの実態調査など、1000人規模の調査結果をインターネット上から無料で閲覧することが出来ます。
様々な調査データを公開していますので、自分の欲しいデータがあるかどうか探してみる価値はあるでしょう。
費用をかけて調査をマクロミルに依頼することも可能です。
業界紙を参考にする
他にも、低コストで市場調査を行う方法として、業界紙を参考にするという手もあります。
「日経消費インサイト」は国内の主要な消費調査のデータを把握することができます。
とくにシニア、40~50代の女性、単身者などの消費をリードする層の行動の変化をいち早く知ることが出来ます。
最新情報をキャッチする
無料で最新情報をキャッチするには、ニュースやブログのアラート機能を使うという方法があります。
Googleニュースには自分の気になるトピックをアラート設定することができます。
たとえば「消費動向 外国人」などのように設定しておくと関連するニュースやブログ記事が投稿されたときにすぐに最新情報をチェックできます。
市場調査の注意点
市場規模や市場調査は、できる限り掘り下げて把握するようにしましょう。
例えば大きな市場であっても、ネット経由の販売はそのうちの何割なのか?
といった踏み込んだ数値を見るべきですし、衰退している産業に見えても実態はライバルが少なくネット市場はがら空きということもあり得ます。
表面的な数値にとらわれずデータを踏み込んで調べていきましょう。