起業する際、友人と起業すると言うのはよくあるパターンの一つです。
起業家の多くはこうした友人同士の起業は上手くいかないことが多いと警鐘を鳴らしています。
起業の先駆者たちの意見はそれなりの経験を踏まえてのことですから、傾聴に値する意見だと思います。
これから起業を考えようという場合は、友人との起業はやはり止めておいたほうが良いでしょう。
ですが、既に友人同士で起業することを決めてしまっているケースもあると思います。
もう具体的に起業までの日程も決めている場合は、今さら覆すのも難しいでしょう。
そんな場合は突き進むしかないということになります。
その際でも、注意しておくべき点があります。
それは起業に対する思いの温度差です。
両方が同じぐらいの情熱で考えているならいいのですが、たいていの場合は、温度差があるものです。
こうした場合、一方が起業のために会社を辞めて、準備に入っているのに、もう一人はまだ会社に勤め続けているということもあったりします。
で、退職を切り出したら、慰留されてしまい、結局、そのままサラリーマンで居続けるということも現実にあります。
これはレアなケースではなく、わりとよく聞くのです。
こうなったら、会社を辞めてしまった側が一人で起業するか、起業をあきらめるかという選択を迫られます。
可能な場合は前者の選択をするでしょうが、技術面などから友人がいないと起業できない場合は、結局、諦めざるを得ません。
もし、友人同士で起業する場合は温度差に注意しないと後々、大きな問題になる可能性があります。