起業すると言うことは、自らの生活をかけての挑戦ということになります。
失敗した時の大きなリスクを考えると躊躇するのも無理はないでしょう。
だから事前準備をしっかりとしておくようにしたいものです。
ですが、この事前準備というものがくせ者で、どれだけ準備しておけば大丈夫というものではありません。
つまり、ここまで準備すればOKと言う基準がないのです。
よく「しっかりと準備して、○年後に起業したい」と言うような事を話す方もいますが、そういう方は実際には起業できない方が多いのです。
「起業したい」が口癖で終わってしまうタイプです。
では、どういう方が起業しているかと言えば、「俺、起業しちゃったよ!」なんて方のほうがマジョリティだったりします。
最後はこうしたノリのようなものがある人が起業している感じです。
ある程度の準備は必要ですが、そこから先は見切り発車と言う感じですね。
起業準備に「完璧」はないわけですから、多かれ少なかれ見切り発車と言う側面はあるのです。
起業する際、最後に必要なのはこうやって思い切って飛び込んでいくと言うチャレンジ精神です。
これが無いと起業のスタート台にも立てないということです。
あまりにも心配し過ぎて前に踏み出せないと言う方はそもそも起業には向いていないのかもしれません。
ある意味、このチャレンジ精神を持ち合わせているかどうかが、起業家になれるかどうかの踏み絵なのかもしれません。
安易な起業は危険ですが、かといって最初の一歩が踏み出せないのも考えものです。