起業して自営業者になると、色々と変わる面があります。
その一つが社会保険です。
健康保険は国民健康保険になりますし、年金は厚生年金から国民年金に変わります。
この厚生年金と国民年金はいざ高齢になってからもらえる支給額に大きな差があることはよく知られています。
国民年金だと40年間加入していても、もらえる額は月に6万数千円程度です。
これだけで生活をして行くのはかなり厳しいと思って間違いありません。
ただ年金として毎月支払っていた額に差があるわけですから、ある意味、仕方がないと言えるでしょう。
因みに平成27年度の国民年金の負担額は月に15590円となっています。
結構、高いように感じるかもしれませんが、厚生年金加入者はたいていもっと多額のお金を支払っています。
そして、ここがポイントですが個人が厚生年金加入で負担している額と同額を勤めている企業が支払っています。
これだけ考えても、厚生年金が個人と企業を併せて、いかに多額の掛け金を支払っているかわかると思います。
年金の支給額に大きな差があるのもある意味やむを得ないと言う感じがします。
自営業者の場合、年金支給額が少ないわけですから、老後の備えというものが絶対に必要になってきます。
自営業だから定年も無いので、いつまででも働けると思っていても、実際、どうなるかわかりません。
年齢的に健康面などから仕事が出来なくなる可能性もありますし、その仕事が事業として成り立たなくなる可能性もあります。
ですから、老後資金をコツコツとためていくことも考えましょう。