若いうちにしておいたほうが良いことは色々とあります。
あるアンケート調査において、若いうちにしておいたほうが良かったことの中に資格取得というものがありました。
確かに頭が柔軟で、比較的時間が取りやすい若い間に資格を取るほうが取りやすいでしょう。
資格取得と言うのは資格と言うハッキリと目に見える価値が手に入るわけですから、取らないよりは取ったほうが絶対にいいです。
一度取った資格はたいていの場合、一生ものの財産となります。
いずれは独立して起業するつもりの人なら、なおさら関係する資格を取っておいたほうが良いと思います。
しかし、基本的には独立起業において資格取得はあくまで手段です。
中には士業のように資格取得が起業の条件になるものもありますが、そうした場合は別として、それ以外の場合は一つの手段に過ぎないという点を再認識しておきましょう。
と言うのも、資格取得を頑張っているうちに段々と資格取得が目的化する人が多いからです。
資格が取れると嬉しくなって、次々に資格を取っていく、いわゆる資格マニアと呼ばれている人がいます。
この資格マニアになってしまうと、逆に起業から遠ざかってしまうケースもあります。
そうなると独立するという目的から考えると本末転倒です。
この目的と手段の関係を今一度見直してみたいものです。
もちろん、起業などを考えているわけではなく、趣味のような感じで純粋に資格取得を楽しみたいということなら、それはそれで良いことだと思います。
ここで述べているのは、起業するための手段としての資格取得の話です。