企業には大手企業もあれば、中小零細企業もあります。
一般的には大手企業は大きな市場を狙って、ビジネスを行っています。
それは大手企業はそれなりのコストや人件費をかけているので、ある程度の規模の収益を上げる必要があるからです。
中小、特に零細企業や個人ビジネスの場合はその大手が狙わない小さな市場に特化してビジネスを行っていることが多いものです。
いわゆるニッチ市場と呼ばれているものです。
起業してビジネスを始める場合、参入すべき市場はこの小さなニッチ市場を目指すというのが通常の戦略です。
大手と同じ市場で同じ戦い方をしても勝ち目がないのは当然のことだからです。
では、その参入すべき市場をどうやって探せば良いのでしょうか?
その際に知っておくべきことは、大手が意識的、あるいは無意識的に避けている分野があるということです。
もっと簡単に言えば、大手はカッコいいことしかしないと言えます。
ですから、そこから外れる部分にビジネスチャンスが広がっていることになります。
カッコ悪い事業、大手がバカにしている事業こそ、実は小規模事業者が狙うべき場所なのです。
小規模事業者なのに大手企業と同じ意識でそうしたものをバカにしているのなら、考えを改めたほうが良いでしょう。
例えば、友人に自分の事業を説明した時にカッコいい事業だなと思われるものではなく、「えっ、そんなことやってるの?」と思われる事業のほうが成功率が高いかもしれないということです。