起業して成功する秘訣として、まだ誰も参入していない分野で起業するということがあります。
ライバルがいない状況ですから、自分の独壇場になります。
業界の先駆者として成功できる確率はかなり高いと言えます。
2番手、3番手の連中よりも先行している分、有利になります。
ただし、誰も参入していない分野と言えども、そもそも需要が無い分野だといくら早くに始めてもダメです。
いずれは需要があることが見込まれる分野であっても、あまりにも早い起業は失敗するケースがあります。
それは起業している分野に社会がまだ追いついていないのです。
この辺りの見極めはとても大切です。
先行者として成功を収められるか、それとも早すぎて失敗するのか、この2つの境目は非常に微妙なものです。
実際、ある事業で需要が無くて失敗したものでも、数年後には社会がその状況に追いついていれば、同じことをやっても成功する可能性があります。
この見極めのためには見込み客に対するリサーチが大切です。
このリサーチ力は起業家に必要な能力の一つと言えます。
起業する分野を探すとき、ついついまったく新しい分野にばかり目を向けがちです。
しかし、そうではなくて過去に存在した事業の中に現在の社会にマッチした事業がある可能性も高いのです。
こうした見方で新規の事業を探す人はあまりいませんから穴場的な探し方と言えます。
過去に失敗した事業であってもダメだと決めつけずに、新しい目を持ってその事業を見つめてみましょう。
大成功の鍵がそこに埋もれているかもしれませんよ。