経営セーフティ共済というものをご存知でしょうか?
経営者にとってメリットが高いものですので、加入するしないは別として、知っておいたほうが良いでしょう。
この共済の名前は通称で、正式な名称は中小企業倒産防止共済制度と言います。
いわゆる連鎖倒産を防ぐために設けられている共済制度です。
この制度を運営しているのは、独立行政法人である中小企業基盤整備機構です。
この運営主体からわかるように中小企業を対象とした共済で、大企業は加入できないようになっています。
この制度のメリットは800万円まで積立が出来る事であり、しかも、その掛け金が経費として認められていることです。
つまり、節税面でのメリットが非常に大きいと言えるのです。
掛け金が経費として認められる共済には、この経営セーフティ共済以外に小規模企業共済というものもあります。
併せて知っておきましょう。
さて、この経営セーフティ共済を利用する際に注意しないといけないのは解約の時期です。
加入から40カ月以上経ってから解約すると、掛け金は100%戻ってきますが、加入時期がそれ未満だと減額されてしまうのです。
3年程度で止めるのは損だということは知っておきましょう。
また、この制度を利用するうえでのメリットとして貸付金があります。
事業を行っていると、どうしてもお金が必要な場面があると思います。
その際、解約したらもらえる金額の95%まではお金を借りることが可能です。
もちろん、金利負担は必要ですが、いつでも融資をうけられるというのは心強いでしょう。