サラリーマンから独立自営をすると今までは気にしなくても良かった問題に直面することがあります。
その一つが税金の問題です。
当然、サラリーマン時代も所得税を支払っていたわけですが、源泉徴収という形で会社がすべて処理をしてくれていたと思います。
そして年末調整でその年の税額も最終的に決まっていたはずです。
ですから給料明細を見るだけで、あまり税金のことは考えていなかった方がほとんどでしょう。
しかし、独立するとすべて自分で行わないといけなくなります。
確定申告という新たな業務が発生すると言ったら良いでしょう。
起業した人はこの税金という新たな問題にとらわれ過ぎないようにしなければなりません。
もちろん、節税対策をすることは必須ですし、そのための知識を勉強することも意味があることです。
ですが、起業したての人が全力を傾けるべきなのは税金対策ではありません。
事業を軌道に乗せることなのです。
特に起業後1年以内に半数ほどの人が失敗すると言われる中で、売り上げをしっかりとあげて生き残っていくことが重要なのです。
そのためには余計なことを考える必要はありません。
とにかくビジネスが軌道に乗るまではビジネスに100%の力を注ぐべきなのです。
ある程度、軌道に乗ったところで初めて税金対策を考えれば良いでしょう。
そもそも利益がなければ税金はかかりません。
税金対策に頑張り過ぎて、独立に失敗したなんていうのは本末転倒です。
独立した人は最初の間、節税対策を頑張り過ぎないようにしましょう。