ビジネスを始める場合、事業計画書を作ったほうが良いのでしょうか?必要性はあるのでしょうか。
これはズバリ、作ったほうが良いと言えます。
もちろん、計画を作ったからと言って常にその通りに行くというわけではありません。
むしろ計画通りに行かないことが普通です。
ですが、計画書があることで一定の枠、目標ができるためビジネスの軸がブレずに済むという利点があります。
それだけではなく、事業の進捗具合を判断したり、計画を変更する場合もきちんと評価をすることが可能となります。
また、起業する際に助成金等をもらおうとする場合には、この事業計画書が必要な場合がほとんどです。
助成金をもらう際には審査がありますが、まだ進行していないビジネスですから、その判定を左右するのは事業計画書だったりします。
つまり事業計画書の良し悪しが助成金の審査を決定づけることも少なくないのです。
さて、この事業計画書には行うべき事業の形態の他に、損益に関する予想も必要となります。
この予想通りにいけば、ビジネスが成功するはずですが、現実にはそうならずに撤退、廃業となることが多いと言えます。
そうなる原因は損益予想の甘さにあると言えるでしょう。
数字を並べていても予想というより、経営者の願望だったりすることも多いのです。
ですから、事業計画においては願望、目標と予想は違うという点をきちんと認識しておくべきです。
そして、目標は高く持ちながらも、現実的な予想の数値を入れて、ビジネスを組み立てていくことが大切です。