事業を始めるのは簡単ですが、それを継続させるのは想像以上に難しいものです。
事業を始めても、多くの場合、5年以内につぶれてしまうと言われています。
その割合はなんと8割。
では、残りの2割の側に入るにはどうしたら良いのでしょうか?
多くのライバルに打ち勝って生き残るのためには戦略が必要です。
毎日たんたんと仕事を続けているだけではダメなのです。
その戦略ですが、大きく分けると長期戦略と短期戦略があります。
数年、いや10年後を見据えた戦略が長期戦略ですが、スモールビジネスをしている人でこうした長期戦略を持っているケースは稀です。
戦略を持っている人でもほとんどは1年以内の短期戦略がほとんどと言えます。
さて、この長期戦略と短期戦略ですが、これらを別々のものとして扱っている人もいます。
しかし、そうではなくて理想的には両者をシステムとして連携させることが必要と言えるでしょう。
つまり、短期戦略は長期戦略を達成するためのひとつの戦略という位置づけにするということです。
例えば、販売戦略で言えば、今日行う戦略はこの1カ月で行う戦略の中に位置づけられるようにし、この1カ月で行う戦略は数年単位の長期的な販売戦略の一環として位置しているようにするということです。
ほとんどの起業家は事業戦略と言っても単なる思い付きの戦略しか持っていないのが普通です。
だからこそ、綿密な戦略を立てて、それを実行することにより差別化が可能となるのです。