起業して事業を始めると、とにかく忙しくて毎日がてんてこ舞いというケースをよく見かけます。
経営者自身、忙しさのあまり目の前のことを処理するのに手いっぱいになりがちです。
こういう場合、「忙しい=仕事がある」ということで、何だか安心してしまう人が多いようです。
しかし、これはあまり望ましいものではありません。
忙しいのは良いことだと考えがちですが、経営者がこのように作業に没頭するだけの状態というのはあまり好ましくはないのです。
船で言えば経営者は船頭ですから、一般の水夫と同じように作業だけをしていればOKというわけにはならないのです。
経営者の場合、きちんと計画を立てて、実行していくという姿勢を持たないと、大局を見失うことがあります。
一般に年の初めや、年度初めに一年間の事業計画を立てる経営者は多いですが、その後は日常の作業に追われてしまい、その計画を見返すこともなくなってしまいます。
だから、あまり長い計画は活用できないことが多いと言えます。
小規模な事業であれば、1年ではなく3カ月の計画を立てるほうが実行力が高まると思います。
一つの事業が完結するのがそれぐらいのサイクルというケースが多いと思います。
それに計画が変わり見直していくことも多いでしょうから、1年間の計画を立てても3か月後には状況が一変していることもあります。
ですから、最初から3カ月ごとに計画を立てていくほうが効率的なのです。
今、年間計画を立てているけど上手くいってないという方は3カ月計画に切り替えてみましょう。