ほとんどの人が聞いたことがあると思います。
でもこの商品、実はずっと以前からあった商品なんですよ。
ところが、商品名を変更して売り出したところ、なんと売上が8倍になったというのです。
凄すぎると思いませんか?
なぜこんな数字が出せたのか?
これから起業を考える人にとって、成功への鍵は、実はここにあります。
それこそがUSPなのです。
USP?
それ何?って思われるかもしれません。
でも、成功している人たちにとって、この言葉は何も珍しい言葉ではないのです。
USPに基づいた事業とマーケティング戦略を構築し、結果に繋げています。
ではここから、USPとは何か?
どんな実例があるか?
について説明します。
USPとは何か
USPとは、Unique Selling Propositionの略です。
そのまま訳せば、独自の販売条件ということになりますね。
あなたの商品やサービスにあって他社にはない独自の強みと、そこからお客様が得るメリットがUSPなのです。
これを定義したのは、米国の広告業界で名を馳せたロッサー・リーブス、1940年代の話です。
彼は広告マーケティング業界の伝説の人物として、今も広く語り継がれている人物の一人です。
彼の主張を簡単にまとめると次の3つです。
「この製品を買えば、こんな良いことがありますよ」ということを。
2) その提案や主張は、競合や競争相手が主張出来ないものもしくは主張しないもので、独自のものであるべき。
3) その主張は、数百万の消費者を振り向かせるほどパワフルなものでなければならない。
いかがですか。納得の主張ですね。
冒頭に紹介した「天使のブラ 極上の谷間」も確かにこの3つのものを兼ね備えていると思いませんか。
確かにパワフルです。
今までにない主張です。
何よりも、この商品さえ買えば、極上の谷間が手に入れられるというメリットが一瞬で理解できます。
ここがポイントなんです。
これがUSPです。
パワフルなキャッチフレーズに変えただけで、売上が74倍になったという驚異的な例もあります。
まさにアメリカンドリーム!
いえ、ジャパニーズドリームの始まりではありませんか。
USPの活用例~キャッチフレーズ~
どんな実例を参考に、自社のキャッチフレーズを考えるとよいのでしょうか。
これから見ていきますが、本当に成功している商品には、必ずと言っていいほどパワフルなキャッチフレーズがあることがよくわかります。
「すぐおいしい、すごくおいしい」
「元気ハツラツぅ?」
「ココロも満タンに コスモ石油」
「やめられない とまらない かっぱえびせん」
「お、ねだん以上ニトリ」
もはや、芸術の域ですね。
誰もが覚えていて、心をとらえ、振り向かせる力があります。
消費者の購買意欲はキャッチフレーズに大きく左右されることは、実績が証明しています。
是非、USPを意識した起業とマーケティング戦略を考えたいものです。