起業してビジネスを継続して行っていくためには、いかに売り上げを上げ続けるかということが重要です。
誰もが起業するときには、失敗するとは思わないものです。
当然、自分なりの勝算があって起業すると思います。
つまり、ビジネスが回ると判断して、起業という選択肢にかじを切ったはずです。
例えば、前職との関連がある業務で起業をした場合には、そのときの人間関係を使って仕事をもらうことは普通に行われています。
起業当初というのは、そうした起業家を援助するような形で仕事を発注してくれたりしますが、これらは「ご祝儀仕事」なんて呼ばれたりしています。
新規で開店した店に友人や同僚が商品を購入しにきてくれるということもあります。
よく見られるのが、新規で開店した知人の飲食店に食べて行ってあげるというパターンです。
ですが、こうしたご祝儀仕事はせいぜい長くても1年程度で終了するものです。
それ以後は、実力本位で勝負していかないといけません。
もし、飲食店なら、味、値段、雰囲気等を含めて、また来たいと思わせる店でないと、いくら友人、知人であろうと足は遠のいてしまうでしょう。
起業したての方は、最初の一年間は「ご祝儀仕事」でビジネスが回っているということを、よく実感しておくべきです。
この状態がずっと続くなんて思っていると大きな間違いを起こします。
このご祝儀仕事があるうちに、しっかりとしたビジネスの土台を作り上げないといけません。
そうしないと、結局は倒産、廃業へとつながってしまいます。
起業して5年後に生き残っているケースはわずかに15%というデータがありますが、残りの85%の中にはご祝儀仕事に慢心してしまい、ビジネスの土台を作り上げられなかったというケースも多いということを肝に銘じましょう。
では、どうすればしっかりとした土台を作り上げられるのでしょうか?
ビジネスを継続するには二つの集客をする必要があります。
一つは新規客の開拓であり、もう一つはリピーターの確保です。
リピーターを確保していくことはたいていのビジネスでキモとなりますが、リピーター依存だとジリ貧になるケースが多いものです。
それを避けるためにも、新規客をどうすれば開拓できるのかを常に考えて行動していく必要があります。
というのもビジネスにおいて最も難しいことの一つがこの新規客の確保だからです。
逆に言えば、これが上手くいっているのであれば、ほとんどの場合、ビジネスは成功するものなのです。