先日、女子高生が起業したということが話題になっていましたが、そこまで極端でなくても若くして起業する人もいます。
ですが、年代別に見た場合、最も起業する人が多いのが30代です。
その次が40代ということで、30代、40代のいわゆる働き盛りと呼ばれている人が起業家の主力であることがわかります。
割合で言えば、30代と40代でおよそ起業家の7割を占めるということになります。
その次に多いのが50代で全体のおよそ15%ほどを占めています。
20代以下と60代以上はそれぞれ10%以下となっています。
全体的な傾向としては、若い人の起業が減り、高齢者の起業が増えている傾向があります。
こうやってみると、30代から50代の人が85%を占めているということからわかるように、学校を卒業して、即起業するという人はごく少数だとわかります。
やはり、一定の社会的経験を経たほうが起業には有利だと言えそうです。
さて、そうなると起業準備はいつから始めたら良いのでしょうか?
これは、いろいろ意見がありますが、実際、起業した人の多くは早くに準備して早めに起業するのが良いと言います。
もちろん、予期せぬリストラや倒産、あるいは早期退職などにより、起業せざるを得なくなったと言う人もいるでしょうが、そうではなくて、時期を選べるのであれば、具体的な目標を立てないとなかなか起業は出来ないようです。
それでなくても、社会人になると、仕事に家族と背負うものが増えていきます。
そんな状態の中で起業するとなると、よほど強い思いを持っていないと起業するのは難しいのです。
社会人を続けながら起業するのであれば、具体的にいつ起業するのかを明確にするとともに、それまでのスケジュールをハッキリさせましょう。
そして、出来ることはまだ仕事をしているうちにやってしまいましょう。
脱サラして起業してしまうと、サラリーマンのときには当たり前だった給料がなくなります。
これはサラリーマン生活をしていた人にとって大きな恐怖でもあります。
ですから、まだ給料をもらっているうちに万全の準備をするようにしましょう。
もし、サラリーマンを続けながら、起業することも出来るのなら、そうした方法を取ることも一つの策です。
サラリーマンのうちに副業として実績を作り、実際に売上を上げるところまで準備しておけば、起業時の融資もスムーズになります。
いずれにしても、起業は強い思いがないとやるべきではありません。
軽い気持ちで起業して失敗する人は後を絶ちません。
やるなら万全の対策をしてから、思い切っておこなうべきなのです。