結論から言うと答えはYESです。
現状お金がない人でも、起業することは可能です。
たとえば、大きな資金をもたない大学生や高校生が起業したという話を聞いたことはありませんか。
起業資金を作るには2つの方法があります。
一つ目の方法はコツコツ働いてお金を自分で貯めること。
もう一つの方法は他人から調達してくることです。
出資してもらったり、金融機関から借り入れしたり、友人や知人から借りてきたり、方法はいくらでもあります。
どちらの方法をとるかは、その人の性格や適性にもよるでしょう。
後者は、他人がお金を出そうと思うような話が出来る人にむいています。
自己プロデュースや説明がうまい人は、ありとあらゆる人からお金を引っ張ってくることが出来ます。
これもある意味、能力です。
そういうのはあまり得意ではないと思うなら、自分で働いて自己資金を作りましょう。
資金調達先が金融機関であれば、うまい話が出来なくても大丈夫です。
実現性の高い事業計画書と少しの実績を持って、きちんとアピールすることが出来れば不可能ではありません。
創業補助金や創業融資を検討してみるといいでしょう。
いずれにしても経営者になったら、どこかかからお金を調達してこなくていけない、なんてことが起こりますので、得意ではないなんて言ってられないですけどね。
親兄弟から出資してもらう、借金する、それを悪い事のように思ったり後ろめたく感じる人もいると思います。
また、固い考えの親御さんだと、借金=悪という固定観念があり、自分でお金を貯めて起業するからこそ美しい、みたいな考えを持った人もいます。
そうしたご家族から資金を調達することは極めて難しいと言えます。
ですが、熱意をもって実現性をきちんと説明し、いつどのようにして返済するのかを説明できれば、親御さんの心も動くかも知れません。
また、ご両親世代でも、あなたのビジネスが理解できるような説明をし、納得させることが出来ない場合は、金融機関での借り入れも困難になります。
なぜなら、金融機関の担当者はあらゆる業種・業態に精通しているわけではありません。
ましてやインターネット業界なんてまったくわからないのです。
あなたのご両親と同じです。
そういう人たちを相手に、なにをどうやって売り上げを上げて、利益がどのくらいあるから、お金を返せます、だから貸してください、という説明をしなくてはなりません。
ご両親が理解できて安心できるようなプランなら、銀行もお金を出すでしょう。
そんな面白くない、と思われるかもしれませんが、銀行はそういうところです。
実現性なく、回収リスクの高いところにお金を貸したりしません。
なお、インターネットをつかった商売の場合は、大きな資本を持つことなしに起業することはそれほど難しいことではありません。
極端なはなし、パソコンかスマホ1台あれば自宅で即日起業することも可能です。
実際、自宅のパソコン1台からインターネットビジネスを開始して、法人化したり他業種へ展開する起業家は結構いるものです。