起業にあたって自分が該当する助成金があるかどうか、事前に必ずチェックしておくべきです。
助成金の応募には事細かな決まりごとが多く、申請のタイミングをはずしてしまうともらえるものももらえなくなります。
情報収集と早めの行動が大事です。
まずは該当者かどうかチェック!
女性の起業における助成金として、子育て女性起業支援助成金があります。
子育てしている女性ならば誰でも助成金の対象になるのかというと、そうではありません。
自分が該当者であるかどうかをまずはチェックしてください。
まず、住んでいる地域です。
以下の都道府県に住所を置いている場合は対象者となります。
ちなみにこれらの都道府県は、有給求人倍率が全国平均を下回るとされている地域です。
そうした仕事の少ない地域で、あえて自ら起業しようという女性をサポートするための助成金だと言えます。
さらに、次の条件をクリアしているかどうかチェックしてください。
- 12歳以下の子供と同居しているか
- 雇用保険の加入期間が5年以上あるか
- 起業した女性は設立した会社(個人事業も可)に専業で従事するか
- 法人の場合は代表者が女性かどうか会社の設立後、3か月以上事業を行っているかどうか
これらのすべてにクリアしていることが必要です。
会社等でOLとして働いてきた働くママが自ら起業する場合は、該当する方が多いかも知れませんね。
どれか一つでも当てはまらない項目がある場合は、助成金の対象になりませんので気を付けてください。
該当したら期限までに申請を
自分が該当者であることを確認したら、ハローワークへ申請書を提出します。
提出の期限は法人等を設立する前日までです。
法人設立後に申請することはできませんので、注意してください。
助成金はこのようなしばりが非常に多いです。
ひとつひとつ要件を確認して必要書類を確実に揃え、期日までに必ず提出してください。
スケジュール管理がとても大事です。
申請にあたっての注意
この子育て女性起業支援助成金は、もうひとつ受給のための条件があります。
起業後は1年以内に人を雇って雇用保険に加入する必要があります。
採用日初日から雇用保険に加入する必要があるため、バイトやインターンで様子見してから雇用するという事ができないのでこの点も注意が必要です。
給料と雇用保険を支払って人を雇うということは、それなりに売上と利益が上がっていなければ出来る事ではありませんので、女性の一人起業のような感覚では到底なしえません。
なかなかハードルの高い助成金だと言えます。
ですが、助成金の対象となる費用に女性起業家が使用したベビーシッターの費用や資格取得費用なども含まれ、かなり幅広い費用が助成の対象となるのは嬉しいところです。
創業後3か月以内に支払った経費の3分の1、支給上限は200万円までです。
めでたく助成金の対象となったら、助成金を受けとるための手続き申請をハローワークへ提出することが必要になります。
こちらも提出期間が決められていますのでお忘れなく。