独立して起業する場合、最も大変なのが一からビジネスを立ち上げることです。
ビジネスを立ち上げ、それを軌道に乗せ、順調に利益を上げていくことは口で言うほど容易くはありません。
独立を夢見た多くの起業家が挫折して、撤退していることがそれを示しています。
そうしたビジネスの立ち上げという点に関して、既に確立したモデルがあり、それに沿って運営を行えるのがフランチャイズへの参加です。
フランチャイズ本部と契約することで、ロイヤリティーを支払うことを条件に、契約したフランチャイズのブランドが使えたり、ノウハウを手に入れたりすることができます。
そういった意味ではお手軽な起業スタイルと言えるでしょう。
世界で最初に始められたフランチャイズは日本でもお馴染のケンタッキーフライドチキンとだと言われています。
こうしたファーストフード店やコンビニエンスストアなんかがフランチャイズの典型的な店だと言えるでしょう。
基本的にはフランチャイズ本部とフランチャイズは命運を共にしていると言えるでしょうから、フランチャイズ本部からは全面的な支援が得られると思いがちです。
ですが、あくまでも自らがオーナーとして起業するわけですから、過度に期待しすぎるべきではありません。
実際、フランチャイズのオーナーと本部とがトラブルになって、訴訟になっているケースも散見されます。
もし、フランチャイズで起業しようと思っている方はそのフランチャイズ本部が開く説明会だけでなく、実際の状況や問題点なども事前にしっかりと調べておくべきです。
中には本部だけが儲かるようなシステムになっている悪徳フランチャイズも存在しているので、そうしたものに騙されないようにしなければいけません。
しかし、上記の点に十分配慮したうえで、一つの起業スタイルとしてフランチャイズを選択するというのは悪いことではないと言えます。