日本人の平均寿命は医療の進歩と共に、戦後、どんどん伸びていて、今は80歳を軽く超えています。
まさに現代は人生80年時代なのです。
通常、企業に勤めている人の場合、定年は60歳、あるいは長くても65歳までが普通です。
仮に60歳で定年したとしても、まだまだ残りの人生が20年も残っているのです。
その20年、一体何をするのかというのは、老後の大きな問題の一つです。
その答えとして、起業を選択肢として上げている人もいます。
いわゆるシニア起業です。
シニア層の特長は人生経験の豊富さにあります。
今まで培ってきた技術、経験、人脈、資金など、様々な点でアドバンテージが存在しています。
これらは長年に亘って築き上げてきた財産とも言えるものですから、定年したからといって、これを捨てるのは勿体ない話です。
昔と違って今のシニア層は見た目も精神的にも、かなり若いのが特長です。
せっかく築き上げてきた、こうしたリソースを利用して、第二の人生に起業を試みるのは悪いことではありません。
定年後にもう一花咲かせることが出来れば、さらに充実した人生となるはずです。
ただシニア起業の場合、大きなリスクを取った起業はおススメできません。
老後のために貯めていた資金を使い果たすようなことは絶対に避けるべきです。
あくまで老後の生活費とは別の余裕資金を使うか、あるいは小資本でできる分野の起業をするべきです。
シニア起業が悲惨な老後を招くことにならないように、リスクを常に考えて実行するようにしましょう。