起業してビジネスを始める際、その事業の中心には通常、起業した経営者自身がいるのが普通です。
事業の中心として、要の役割を果たしていると経営者自身、存在感も増しますし、自己充実度も高くなります。
当然、やりがいを感じていると思いますが、この状態は果たして良い状態なのでしょうか?
この状態と言うのはビジネスモデルの中に経営者ががっちりと組み組まれていると言えます。
これにはメリットもありますが、デメリットもあるのです。
それは自分がいなくなるとビジネスが回らなくなるということです。
例えば、経営者が病気やケガでビジネスの現場から離れてしまうと、そのビジネスが成り立たなくなってしまいます。
これはビジネス的には大きな弱点を持っている状態です。
それを避けるためには自分がいなくてもビジネスが回っていくような方法を考えることが重要です。
誰かに任すという選択肢もありますが、そうした点も含めてビジネスモデルをシステム化することを考える必要があります。
そして、そのシステムの中に経営者自身は極力、入らないようにすることがポイントです。
起業当初のビジネス立ち上げ期にはそんなことを考えている余裕はあまりないでしょうが、ある程度、軌道に乗ってきたところで、そうした点を考慮しながらビジネスモデルを再構築していくことを目指しましょう。
それによってビジネスシステムが恒久化されることになり、よりリスクの低いビジネスに変貌することになります。