自動車製造の某大手会社のデータ不正発覚が社会を賑わせています。
国内外を問わず、こうした大手会社の不正が発覚すると社会的影響が大きいものです。
大企業には安心感や信頼感があるものですが、ものの見事にそれを裏切ったと言えます。
これにより会社のブランドが失墜するのは当然のことと言えるでしょう。
そうなると自動車を作っても、消費者からはそっぽを向かれますから、製造出来ない状態となり、従業員は自宅待機ということになったりします。
こうした事態の影響はその会社だけにとどまらず、、下請け企業などにもろに直撃しています。
大手自動車メーカーともなれば、下請け会社と言っても、1次下請、2次下請…という感じで、かなりの労働者に影響してきます。
下請企業にとっては降ってわいたような災難といえますが、しかし、こうした事態はどんな会社でもある程度は想定しておいたほうが良いでしょう。
こうなってみてわかるのは、いかに取引先が大手と言えども、それに依存しすぎることは危険だということです。
取引先はその大手企業のみという場合だと、取り返しのつかないことになるかもしれません。
大手の後ろにいれば安心ということで、まるで金魚のフンのようにくっついているだけでは危険だということがわかるでしょう。
小さな事業が安定するためには、取引先を分散するなどして、リスクを分散しておくのがポイントになります。
いずれにしても、大手にくっついていれば安心と言う時代ではないということです。
困った状態になってから、慌てて新規の取引先を探すのではなく、普段からリスク分散の視点を意識して、取引先の開拓に励むようにしましょう。