起業して大成功すればよいですが、どんなに優秀な人であっても何もかもが順風満帆に進むことなどありえません。
ビジネスにリスクや問題はつきもの。
あらかじめどんな障害が起きやすいか知っておけば、こんなはずじゃなかったということも避けられるのではないでしょうか。
よくある起業の後悔
生活が不安定になる
会社員時代の給料のありがたさを噛みしめることに
・人脈がない
知人関係で受注がまわるのは数か月から一年程度
どんなにいい商品、サービスも購入してくれる人がいないと成り立ちません
・人手がない
実業に関わる仕事以外に会社設立したがゆえに発生する膨大な事務処理
経理、財務、人事、労務 いったい誰がやるの?いえ、自分でやるしかないんです
・資金がない
起業家なら誰もが一度は資金ショート寸前のがけっぷちを体験しています
・時間がない
やることは膨大にあるのに人出は足りない、ゆえに軌道にのるまで予想以上に時間がかかってしまうことに。その結果、資金繰りが厳しくなるというパターンです
・やりたいことがわからない
ギョッとするかもしれませんが、よくあります。売上げが順調に上がらないと迷いが出ます。その結果本当はやりたくない仕事も請けざるを得ない場面が増えてきます
まさにないないづくしの状態を多くの起業家が経験しています。
どんなにきちんと準備をしたつもりでも、自分はそんな愚かなことはしないという自信があったとしても、上記のような状態を経験する可能性は高確率であることを覚悟しておきましょう。
だって、起業家なんですから。
お金も人材も豊富にあるのは大企業だけです。
お金も人もうなるほどいれば誰だってうまくいくでしょう。
限られたリソース、限られた環境の中でどれだけ工夫できるか、それが起業家のさだめ、そう思っておいた方が荒波を乗り越えられます。
厳しい現実にメンタル的にキツイ思いを経験することも多いでしょう。
ですが、そんなものは当たり前と思っておきましょう。
そしてお金の悩みについても、起業家にはついて回るものです。
あなただけが特別なわけではありません。
そういうものなんだ、ぐらいに思っておきましょう。
ないないづくしであっても必ず打開策は見つかります。
大事なのは信用
多くの起業家が口をそろえて言うのが「信用が大事」ということです。
顧客、取引先、仕入先、友人、家族・・普段からの言動で信頼関係を築いておけば、窮地に陥った時に手を差し伸べてくれる人が必ずいるものです。
また、税務、会計、労務などは専門家に相談するようにしましょう。
自治体や商工会議所が無料相談をおこなっています。
意外にこうした窓口を知らない人が多いのですが専門家の知識に打開策が隠されていることもあります。
ぜひ活用してください。