その中の一つとして事業計画書があります。
事業計画書はその事業がどんな目的で、どんな事業を、どのようにして行うのかを記す物です。
事業計画書は資金調達のために必要
では、なぜこの事業計画書が重要なのかというと、事業を行うに当たって必ず必要になってくるのが資金です。
どんな事業をするにあたっても継続的に事業を行うにはキャッシュフローの確保は絶対にはずすことのできない、最重要課題です。
その資金を自分の資財のみで賄える人は良いですが、多くの方はそんな資金は用意できないケースが多いです。
ではそんな時にどうするのか?
他の所で準備するのです。
その方法としては一般的には銀行からの融資をうけたり、自治体からの補助金等を受けたり、株式を発行して投資家に自社株を買ってもらって資金を調達します。
そのいずれによっても、相手がどんな事をするのかがわからないと資金を出してはくれません。
なので、自分がどんな事業をどのようにして、利益をだすのか?
を説明する必要がでてきます。
それを記すものを事業計画書と言います。
事業計画書の記載事項
なので簡潔かつ、内容のわかりやすい、読みやすい物である必要があります。
専用の用紙があるわけではありませんが、だいたいの大枠は定型の型があるのでそれに沿った形に作り上げるのがポイントです。
1.事業概要
一つ目は主要な事業概要です。
もっとも肝な部分になります、この欄に自分の行う事業の概要を記入するのですが、簡潔にわかりやすく書くことが大切です。
この事業計画書の内容の本題にあたる部分になるので、この欄を見た時点で今後読み進めてもらえるかが変わってきます。
2.会社概要
二つ目は会社概要です。
経営方針や企業としてどんな事を実現していくのかを記入します、成長可能性も書いておくと良いです。
3.製品・サービス
三つ目は製品やサービスです。
実際に提供するサービスや商品の説明を行います。
詳細なデータもつけておくと良いです。
4.市場分析や戦略、組織の概要など
四つ目以降に市場分析や、戦略等の概要、組織などの管理の概要を載せます。
そして、損益計算書や現金出納帳などを載せます。
これはあくまで一部で、他にも事業計画に載せるべき事は、細かく分けるとたくさん可能性としてはあります。
事業計画書はその事業がどんな事をどのようにして、どの程度の内容でしていくのかが、わかります。
濃い内容の物になると、資料や事業計画書の内容量も増えてきます。
ただ、あくまで相手の事を考えて、できるだけ簡潔にまとめ、見易い資料作りを心掛ける事が大切です。