事業をする場合、商品を持っているだけでは何もなりません。
それを購入してくれるお客さんがいて、初めてビジネスが成り立ちます。
ビジネスとはそもそもお客さんの持っている問題点を解決することで、対価をもらうのが基本です。
例えば、お腹が空いているお客さんに料理を提供することで対価を得るのが飲食店。
マイホームを求めているお客さんに、家を売るのが不動産屋、という感じです。
だから、ビジネスを上手く進めていくためにはお客さんに焦点を合わせることはとても大切なことです。
「顧客満足度を上げる」、「顧客第一主義」等の言葉はそうした視点で語られる言葉です。
経営者は当然、従業員に対してもそれを求めるでしょう。
しかし、従業員が幸せでなかったら、お客さんの事を第一に考えるなんていうことはしないのではないでしょうか。
つまり、従業員が大事にされていなかったら、経営者の目論見はなかなか成功しないでしょう。
お客さんの視点を考えると同時に従業員を幸せにすることも考えるべきです。
最近、ブラック企業の問題がマスコミでも取り上げられることが多くなりました。
これは従業員の幸せもきちんと考えていくべきだと言う、世間の考え方の表れと捉えても良いと思います。
従業員なんていくらでもいると言う感じで、経営をしているような企業はいずれ大きなしっぺ返しを喰らうと思います。
これからの経営者は従業員の幸せを考えることも必要で、従業員満足度とお客様満足度を同時に追及する、それがビジネス成功のための条件の一つになるということです。